ついてきて ~映画~
За мной.
ザムノーイ
ついてきて《字幕より》
4月13日に川崎でお相撲の春巡業があったので行ってきました。とっても楽しかったです。ちょうど桜が満開でついでにお花見までできて、充実の一日でした。
桜はロシア語でも「сакура(サクラ)」で十分通じるそうです。英語ではどうでしょうね、チェリーブロッサムとか覚えたような…
お相撲さんも、本当に国際的になっています。今回、ロシア出身の阿夢露(あむうる)は来ていなかったけど、ジョージア出身の臥牙丸(ががまる)にはサインをもらいました。エジプト出身の大砂嵐にもサインをもらい、モンゴル出身の貴ノ岩には握手をしてもらいました。
他国の人とは日本語で話すのでしょうけど、同じ国の人がいたらその国の言葉で話すのかしら。少なくとも、みんな二つ以上の言葉が話せるという事ですよね。
さて、テレビで「ミッション:アルティメット」という映画を見ました。例によって英語のタイトルですが、ロシア映画です。2008年の作品で、数か国語を話せる諜報部員が重要参考人でもある容疑者を護送する話で、アメリカでは「マン・オブ・ザ・イースト」というタイトルで、ドイツでは「ロシアン・トランスポーター」などといろいろな題名が付けられているようです。原題は「Непобедимый(ニパビディームィー)」で、「打ち破りがたい、克服しがたい、無敵」などという意味のようです。
銃をバンバン撃ち合ったり殴り合ったりしていますが、アクション物のご多分に漏れず主人公だけには弾が当たらないことになっています。シリアスなのかと思えば、時々抜けていて漫画みたいな追いかけっこもありで、結構楽しめました。
今回の台詞は、ちょっと追いつめられてしまったところに、美人の助っ人が来て、逃げ道を教えてくれるシーンでした。
「ここを出なきゃ」
「でも、どうやって」
「ついてきて」
実際はもうちょっと複雑な台詞なんですが、字幕はこれだけでした。
聞き取れたのも、この部分だけで、
「Нужно уходить.(ヌージナ ウハヂーチ)」
「Ну, как?(ヌー カーク)」
「За мной.(ザムノーイ)」
多分合っていると思います。
いろいろな映画やドラマでも、この
「За мной.(ザムノーイ)」
というのは時々出てきます。これは「私の後に(ついて来てください)」と言う意味です。
「Со мной.(サムノーイ)」「私といっしょに(行きましょう)」
と似ているのでもしかしたら、実は以前は私は「サ」がちょっと濁って聞こえているだけかと思っていたのです。
チェブラーシカの第一話で、泣いている仔犬のトービクと出会った女の子ガーリャが「Пойдём со мной! パイジョーム サムノーイ!(いっしょにおいで《字幕より》)」と話しかけているシーンがありました。ここは、一緒に行こうという意味なんですね。
前置詞「с(ス)」または「со(サ)」と名詞の造格で「~と一緒に」という意味になります。誘う時にはこちらなんですね。
前置詞「за(ザ)」と名詞の造格だと「~の後につづいて」という意味になるんですね。それで案内するときには「私について来てください」ということで「за」の方なんですね。この「за」は辞書で1ページたっぷり使ってしまうほど意味がいろいろに使われていてむずかしいです。
短い台詞でも、奥が深いというか、いろいろ気を付けないといけないことが良くわかります。聞くだけでもこれだから、話すとなったら更に大変ですよね。でも、ちょっとずつでもいろいろ分かって来るとやっぱり楽しいです。
ザムノーイ
ついてきて《字幕より》
4月13日に川崎でお相撲の春巡業があったので行ってきました。とっても楽しかったです。ちょうど桜が満開でついでにお花見までできて、充実の一日でした。
桜はロシア語でも「сакура(サクラ)」で十分通じるそうです。英語ではどうでしょうね、チェリーブロッサムとか覚えたような…
お相撲さんも、本当に国際的になっています。今回、ロシア出身の阿夢露(あむうる)は来ていなかったけど、ジョージア出身の臥牙丸(ががまる)にはサインをもらいました。エジプト出身の大砂嵐にもサインをもらい、モンゴル出身の貴ノ岩には握手をしてもらいました。
他国の人とは日本語で話すのでしょうけど、同じ国の人がいたらその国の言葉で話すのかしら。少なくとも、みんな二つ以上の言葉が話せるという事ですよね。
さて、テレビで「ミッション:アルティメット」という映画を見ました。例によって英語のタイトルですが、ロシア映画です。2008年の作品で、数か国語を話せる諜報部員が重要参考人でもある容疑者を護送する話で、アメリカでは「マン・オブ・ザ・イースト」というタイトルで、ドイツでは「ロシアン・トランスポーター」などといろいろな題名が付けられているようです。原題は「Непобедимый(ニパビディームィー)」で、「打ち破りがたい、克服しがたい、無敵」などという意味のようです。
銃をバンバン撃ち合ったり殴り合ったりしていますが、アクション物のご多分に漏れず主人公だけには弾が当たらないことになっています。シリアスなのかと思えば、時々抜けていて漫画みたいな追いかけっこもありで、結構楽しめました。
今回の台詞は、ちょっと追いつめられてしまったところに、美人の助っ人が来て、逃げ道を教えてくれるシーンでした。
「ここを出なきゃ」
「でも、どうやって」
「ついてきて」
実際はもうちょっと複雑な台詞なんですが、字幕はこれだけでした。
聞き取れたのも、この部分だけで、
「Нужно уходить.(ヌージナ ウハヂーチ)」
「Ну, как?(ヌー カーク)」
「За мной.(ザムノーイ)」
多分合っていると思います。
いろいろな映画やドラマでも、この
「За мной.(ザムノーイ)」
というのは時々出てきます。これは「私の後に(ついて来てください)」と言う意味です。
「Со мной.(サムノーイ)」「私といっしょに(行きましょう)」
と似ているのでもしかしたら、実は以前は私は「サ」がちょっと濁って聞こえているだけかと思っていたのです。
チェブラーシカの第一話で、泣いている仔犬のトービクと出会った女の子ガーリャが「Пойдём со мной! パイジョーム サムノーイ!(いっしょにおいで《字幕より》)」と話しかけているシーンがありました。ここは、一緒に行こうという意味なんですね。
前置詞「с(ス)」または「со(サ)」と名詞の造格で「~と一緒に」という意味になります。誘う時にはこちらなんですね。
前置詞「за(ザ)」と名詞の造格だと「~の後につづいて」という意味になるんですね。それで案内するときには「私について来てください」ということで「за」の方なんですね。この「за」は辞書で1ページたっぷり使ってしまうほど意味がいろいろに使われていてむずかしいです。
短い台詞でも、奥が深いというか、いろいろ気を付けないといけないことが良くわかります。聞くだけでもこれだから、話すとなったら更に大変ですよね。でも、ちょっとずつでもいろいろ分かって来るとやっぱり楽しいです。